福島県浪江町は2025年12月1日から30日までの約1か月間、東京都千代田区の都道府県会館12階にある福島県東京事務所入口前ショーウィンドウで、町の物産品を単独展示しています。年末のあいさつ回りなどで来館者が増える時期に合わせ、首都圏の来場者へ浪江町の魅力と特産品を直接伝えることを目的としています。

会場では、ご当地グルメとして知られる「なみえ焼そば」、町の名を冠したミネラルウォーター「NAMIE WATER」、地酒「磐城壽(いわきことぶき)」などを展示予定です。いずれも復興と地域産業を支える主力商品で、来館者が実物を見て産地や特徴を知るきっかけにしてもらうねらいがあります。展示は販売ではなく紹介を中心とし、購入は日本橋のアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE」へ誘導する形をとります。

浪江町は東日本大震災と原発事故で大きな被害を受けた自治体であり、町外での情報発信や販路拡大が重要な課題とされています。今回のショーウィンドウ活用は、東京事務所との連携により費用を抑えつつ、都心のビジネス客や自治体関係者など幅広い層へ訴求できる取り組みです。町は、来館者の反応や日本橋ふくしま館への来店状況を見ながら、今後の首都圏プロモーションの展開方法を検討していくとみられます。

【イベント情報】

都道府県会館 福島県東京事務所前ショーウィンドウ展示

住所 東京都千代田区平河町2-6-3 都道府県会館12階

会期 2025年12月1日~12月30日

source: PR TIMES

Share.